スティーブンのブログ

為替ばかり気にするのはやめ、イノベーションによるリスク回避に努めましょう

多くの会社幹部の方たちは、円安を懸念していらっしゃいますが、私が昨日参加した為替予想説明会でもそういう方ばかりを目にしました。説明会で提示されたのはたくさんのチャートやグラフ、複雑な仮定、注意事項など。しかし結局、最後のまとめは、この先円高になるか、逆に円安になるか、両方の可能性があるということでした。

このようなことを言われて、会社の上層部はどうすればいいというのでしょうか。海外へ製造業務を移すべきでしょうか。それとも低コストの原料を探すべきなのでしょうか。この説明会で出されたのはそのような教科書通りの答えばかりでした。

この問題に対する私の答えは、為替ばかりを心配するのはやめるべき、ということです。為替は私たちがコントロールできるものではありません。私たちにできるのは為替の変動に対応することだけです。為替だけを念頭に置いていると、コスト削減・抑制といった考えに縛られてしまいます。そんなやり方だけで成功を収められるビジネスなど存在しません。

私のクライアントの中でも特に成功している会社は、頻繁に新製品やサービスを提供することで、為替リスクに対応しています。自社の製品・サービスの価値を常に向上させることに焦点を合わせているのです。新規で価値のあるものを提供すれば、現存製品の価格の上げ下げをするのではなく、新たな価格設定をすることが可能になります。

新製品・サービスを提供する頻度を増やすことが、為替リスクからビジネスを守る最高の方法なのです。また、イノベーションが自分でコントロールすることができるものである、ということも、このやり方の重要なポイントです。

残念なことに、ほとんどの会社は、できると思われるイノベーションを全然実行していません。多くの人々はそれが大変困難であったり、ラッキーでなければできないことと思っているようですが、そのようなことはありません。才能や使えるアイディアを持っているのに、「イノベーションとは自分の仕事ではなく、他の社員の仕事」と考えている従業員も多すぎます。エネルギー、焦点、時間をしっかり使いさえすれば、イノベーションは可能なのです。

ですから、未来を占おうとするのはストップしましょう。為替リスクに対応したら、そのことを心配し続けるのはやめて下さい。代わりにイノベーションの頻度を上げることを考えるのです。多分比較的簡単にできることはたくさんあるのではないでしょうか。そしてそれを実行することは、アナリストの預言や決まり切った教科書通りの解決方法より、格段に効果的に、為替リスクを回避するのに役立つはずです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください