「例外」というものはその定義上、例外的に起こること、ということです。そして例外というものは、例えそれが滅多にないものだとしても存在するものです。ですから企業改革に関するリサーチの結果、成功と失敗の特定の要因の間に深い関係があるということがわかったとしても、だからと言ってそれが絶対のものだとは言えません。私のクライアントで素晴らしい成功を収めている方々も、自分でその例外を作り出していますし、これは貴方にも可能なことです。
私はこれまで大きな改革が実行される際に、前もって社内中に改革に対する熱意があった、などというケースを見たことがありませんが、最初に賛同が得られなかったにも関わらず、改革を成功させたケースは数多く知っています。ですので私は、正しいやり方に沿う限りは、まず改革に着手して、後から賛同を求めることを推奨しています。