スティーブンのブログ

強固な戦略の3つの成功要因

どんな戦略でも、理論上は完璧に見えるものだ。しかしながら、ビジネス界の現状というのは常に変化しており、その変化に直面しても完璧な戦略などない。本当に確固とした戦略とは、環境の変化やその環境に対するあなたの考え方の変化にいち早く対応できるようなものである。成功を収めているビジネスの戦略に関する行動や習慣には以下の3つの共通点が見られるので、参考にして頂きたい。

  1. 常に競合相手の観点から自社に対する陰謀を目論むことを仕事とするチームを社内に擁している。

自分のビジネスに起こり得る脅威やリスクを理解しておけば、いざという時のための対策を立てることが可能になるため、敵の立場になって考えることが役に立つのである。戦略そのものばかりに焦点を当てすぎると、ライバル会社やビジネス環境からの脅威が見えなくなってしまうものだから。

マネージャーであれば、自社を潰すためにどうすれば良いかを考えることで、ビジネスが直面するかもしれない脅威を認識し、その影響を最小限に抑える方法を考えておくべきである。

  1. 戦略のレビューをする際には、その進み具合だけでなく、ベースとなっている仮定事項を見直すべきである。

戦略の作成時の仮定事項がいつの間にか現実にそぐわないものになってしまっていた、ということがある。故に、それらを定期的に見直すことは、ダメージを最小限に留めるための早めの対策を立てることに役立つ。

ある日本の化学品メーカーは、戦略の一環として東南アジアに工場を建設した。顧客はクオリティーの高い日本製品を安めの値段で買いたいと感じている、と考えたからだ。それは当時は正しい仮説であったかもしれないが、工場の建設に9桁台の投資をしてしまった後になってわかったのは、実はある程度のクオリティーのものが安めで購入できさえすれば顧客にとっては十分である、ということだった。結局高クオリティーの必要性を前提とした工場建設への投資は、無意味なものとなったのである。

  1. 戦略には前例がなく、業界や市場の慣例に反するようなものが含まれている。

企業改革において、チェンジマネージメントなどというものは存在しない。改革を進めるか、周りの変動に左右されてしまうかのどちらかである。

日本のある小売業者のCEOは、マネージャーのチームを作り、高リスクではあるが高収益も見込める新製品、及びマーケティング方法を考えるという責任を与えた。そしてそこから生まれ成功したものは、このプロジェクトへの投資に値するだけの結果を出したのである。また、成功と失敗の両方からの学びは、別分野での戦略実行を改善する役にも立った。

私のクライアントの企業は、新たな成長の為に、定期的にビジネスの1割を切り捨てている。その1割がどれほど儲かっていてもだ。しっかりした意図を持ってある程度の改革を日常的に遂行する事ほど、ビジネスを鍛えてくれるものはない。

御社ではどのようにして戦略を開発し、実行しているだろうか。

もし上記の3点が当てはまるようであれば、しっかりとした戦略があり、ビジネス結果も好調であるだろうと想像する。

3点のうち2点が当てはまる場合は、戦略の堅固さにはむらがあり、ビジネスが出す結果も不安定である可能性が高い。多くのマネージャーはある程度の信頼を持って変革に対応しているが、その他の社員はなかなか腰を上げようとはしていないのではないだろうか。

もし1つだけ当てはまる、或いは全然当てはまらない会社は、戦略が脆いと考えられる。殆どのマネージャーは変革を拒んでおり、なかなかそれに慣れようともしていないと想像する。業績が芳しくない時は、自分達のビジネスのやり方を見直すのではなく、市場や経済状況、別部門のせいにするような事も多く見られると考えられる。

御社の現状はどうだろうか。また、何を変える必要があるだろうか。


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