スティーブンのブログ

2019年ビジネス・トレンド

2018年も終わりに近づいてきましたが、クライアントの方々とお仕事をさせて頂きながら、私には3つのトレンドが見えてきました。2019年に注目するべきビジネストレンドだと思われますので、ここにシェアさせて頂きます。

1. ビジネス成長の戦略として、企業はビジネスラインを減らして行く。

2019年も、優秀人材不足はビジネスの悩みの種となり続けるでしょう。そのこと自体は特に驚くべきことではありませんが、成功している企業であれば、人材不足のためにビジネスが伸びないなどということを受け容れる訳がありませんし、人工知能やオートメーション化を取り入れることで問題解決を行うとも思われません。こういった企業が行うのは、成長のための余地を作るために、例え今利益を出しているエリアであっても、情け容赦なくビジネスをカットすることでしょう。

成長のためにビジネスをカットする際に大切なことは、労働密度を最低限に抑えることです。つまり、どのような価値を生み出すためにどれだけの努力と労力が必要か、ということです。労働密度が低ければ、同人数、あるいはより少ない人数でも、さらに高い価値を生み出す、ということになります。ここで唯一の難点は、価値を上げようとすると、スタッフ個人個人に必要とされる能力もさらに高いレベルのものになるということです。例を挙げると、ビジネスの正確さ、失敗を恐れずに考えて自主的に行動する能力、失敗から学ぶ姿勢、曖昧な状況にも不安に陥らないメンタル、といったものです。私のクライアントの中でも成功している方々は、まさにこの理由のために社の優秀な人材にはかなりの投資を行っています。また、学習も改善もしないような社員は、容赦無く解雇しています。雇用の際には、妥協することなく高い基準を使用します。あなたの会社ではどうでしょうか。

2. 商品販売を行う企業であっても、サービスビジネスの成長が見られる。

サービスを販売する企業においてサービスビジネスが成長するというのは明らかですが、商品を扱う企業にとっては、それ程わかりやすいものではありません。私が知っている製品製造業企業の多くは、製品にのみ値段を付け、サービスの方はただで提供しています。サービスもその製品自体と同じくらい、また場合によってはそれ以上の価値があるというのにです。こういった企業のトップは、サービスを営業やマーケティングのツールとしか見ておらず、それ自体に価値は殆どないと思っているのです。しかし、複雑な製品デザインに使われている高技術製品を販売している私の多くのクライアントは、長いサプライチェーンの一部であったり、最終の商品に高付加価値を与えていたりします。そして彼らの顧客は、製造、生産、製品改良、合理化された製造プロセス、商品ライフサイクル初期の必要内容失敗のリスク軽減、といったものに大きな価値を見出しているのですが、彼らはそのようなものをしばしばただで提供しています。私のクライアントの中には、商品デザインプロセスに早くから関わり、市場が必要としている機能を取り入れるやり方についてアドバイスまでしている人達もいます。商品を扱う企業であれば、こういったエキスパートからの情報を欲しがる筈です。

商品を販売する企業が、社のスタッフの専門知識から利益を出し、社員を増やすことなくビジネスを成長させるための方法の一つは、サービスの提供によるものである。それは労働密度を下げる方法でもある。 Click To Tweet

また、サービスは貿易戦争にも影響を受けないという傾向があります。貿易戦争は現在、ビジネス界で多くの人々の悩みの種となっていますね。

3. 人工知能やオートメーションの信仰者の目から、鱗が落ちるであろう。

人工知能やオートメーション化への期待は度を過ぎたものがあり、多くのマネージャー達は人工知能が人間の代わりとなる、などと信じているようですが、それは間違っています。人間の感情や判断力に代わるものなどなく、それらを機械に任せてしまうことは危険を伴います。

先週の記事にも書きましたが、アマゾンが社員の中でもリーダーシップ能力に優れた人材を早めに見定めるのに、選定の過程での偏見をなくす為、それを代わりに行うシステムを開発したことがありました。ところが意外なことに、そのシステムは男性に対して有利な偏見を示し、女性を推薦することは全然なかったのです。その機械は男性主導であった会社の偏見を単に模倣していたわけで、しかも人間にもできないほど完璧にそれを行っていたのでした。アマゾンは結局このシステムの使用を中止しました。

もしアマゾンがこのシステムを使い続けていたら、と考えるとゾッとしますね。

機械からのアドバイスに、人間であるマネージャーは従うでしょうか、それともそれに反した行動を取るでしょうか。人事の責任者からよく聞くのですが、彼らは「機械には偏見がないから」という理由から、専門のシステムには頼ってしまうのだそうです。

人工知能やオートメーションはまた、表向きは防ぐようにデザインされている筈の予期できないような障害の原因となることがあります。最近読んだニュースには、自動運転車が工事中の橋の橋から落ちてしまった、というものがありましたが、その理由は乗っていたドライバーが車に搭載されていたナビゲーション・システムを過剰に頼っていたからでした。またロサンゼルスでは、酔っ払った男性が高速道路で自動運転モードになっていたテスラの中で眠りこみ、結局、ハイウェイパトロールが苦労してそのテスラをストップさせなければならなかった、という事件がありました。一般の高速であれば問題のないような自動運転ではあったのですが、ロサンゼルスのような街の高速では事情が違います。自動運転はロサンゼルスの特殊な状況に対応した運転ができず、このような問題を起こしてしまったのでした。

このテスラに乗っていた男性は、テスラに自動機能があるからちゃんと家に帰れるという自信があったのでしょうか。自動化にはバカな人々に自信を与える、という副作用もあるのですね。

という訳で、上記の3つのビジネストレンドには注目して頂きたいと思います。もしくはあなたご自身でトレンドを作り上げてください。

良いホリディ・シーズン、そして素晴らしい新年を迎えられますよう。

私はクライアントの中でも素晴らしい成功を収めている方々を見ていて、そのしっかりした戦略の中に5つの共通点があることに気が付きました。

もしその共通点に興味があり、またあなたご自身の会社の位置づけを知りたいとお考えでしたら、メールでご連絡頂ければ無料のpdfをお送りいたします。


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