スティーブンのブログ

ゴディバ ジャパン社長ジェローム・シュシャン氏 ビジネスにおける「正射一中」

去る2月9日に東京アメリカンクラブで、私主催のイベント、”Conversation with…”が行われました。日本で活躍し、注目されているCEOの方々をステージ上でインタビューするこのシリーズも、これで6回目。今回は、ゴディバジャパンの社長、ジェローム・シュシャン氏をゲストにお招きしました。ジェロームは最近日本語で出版した「ターゲット」という本の中で、ゴディバジャパンがどうやって5年間でセールスを倍増することに成功したかを語っています。

ジェロームは、日本の弓道に造詣が深く、武道の考え方をビジネスに当てはめてきました。例えば、西洋のアーチェリーの試合では、単に的の近くを射ることができるかどうかが点数に影響してきますが、弓道では、的を射られるかどうかだけでなく、弓を放つ時の姿勢も採点の要素となります。これは弓道では「正射必中」と呼ばれています。

正しい姿勢なしで的を射ることができたとしても、将来、同様に成功し続けることができるとは思われません。ですから正しい姿勢が重要視される訳です。これをビジネスに置き換えてみましょう。姿勢の正しさの代わりに、目先のことだけを考えている会社がどれだけ多いことか。今期の目標を達成するために、会社のトップが、社員の能力を伸ばすことや、広告、マーケティング、イノベーション、研究開発、市場開拓のための出張、機材のメンテナンス、職場環境を良くすることなどに投資をしてさえいれば、それだけでその会社は成功していると言えるでしょうか。

ジェロームによると、目標達成は正しい姿勢の結果であって、それ自体がゴールではありません。弓道と同じく、目標達成から集中を削がれてしまうと、姿勢は崩れ、目標にはたどり着けません。ターゲットばかりを見る代わりに、姿勢を常に正しくすることに焦点を合わせていれば、自然に目標を達成できるのです。これこそが、ゴディバジャパンの成功の一因なのです。あなたのビジネスにも当てはまると思いませんか。


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