スティーブンのブログ

boldness now

大胆さが必要なのは、常に「今」である

今年の初めのことですが、日本にある外資系会社のCEOから新年の挨拶と共に、2020年に素晴らしい業績が出せたという嬉しいお知らせがありました。しかし彼のリーダーシップと彼が率いる会社のことを考えると、それは別に驚くようなことではありません。また、私がおつきあいさせていただいているCEOの皆さんの多くも、2020年の業績を報告しており、中には過去最高の売り上げを出したビジネスもあります。

このCEOとは、パンデミックがまだ襲っていなかった一年前にも話をしたのですが、その会話の内容は今回とはまるで違ったものでした。当時彼が会社で遂行していた改革は上手くは行っていたのですが、そのスピードは十分とは言えませんでした。それまでは上手く行っていた社のビジネスモデルは時代遅れのものであり、将来はオンラインで消費者に直接販売することが大事になってくることが、彼には見えていました。実際会社もかなりその方向に移行してきてはいたのですが、まだ十分とは言えませんでした。スタッフ間の改革に対する真剣さが全然ない、という訳ではありませんでしたが、それでもやる気の不十分さはまだかなり感じられましたし、改革を受け入れている社員のモチベーションも、大抵ぬるいものでした。そのような中、改革をやたら推し進めたり急かしたりすれば、ダメージを産みかねないと恐れたCEOが、どのように手加減したものかと模索しながら躊躇してしまうことも多々ありました。

しかしパンデミックが起こり、状況は全て変わりました。会社のグローバルビジネス担当のリーダーは、昨年の3月には、自社が存続の危機に直面していることを理解し、世界に散らばる支社のリーダーたちに対処を求めました。そしてリーダーたちは実際に対処に取り掛かったのです。大きな危機ほど団結や切迫感、目標を思い起こさせるものはありません。このCEOもずっと行いたかった改革をあっという間に達成することが出来ました。結局のところ成功したいのであれば、躊躇することなど許されないのですから。

だからと言って、その途上で苦労や挫折、抵抗を経験しなかったという訳ではありません。それらは改革には常についてくるものです。この会社は危機を乗り越え、ほとんどの社員も職を失うことはありませんでした。そして今、ビジネスはこれまで以上にうまく行っており、業績もそれを裏付けています。

浄化作用はどのような経済危機においても見られます。業績の悪い会社や、なんとかやってはいるけれども成長や改革を拒むような会社は大抵生き残れないものですし、実際、私は日本でもそういった会社を目にしてきました。

リーダーがテクノロジーなどを使って顧客に直接販売する方法を開拓することを推し進めてきたような会社は、例えその途上で抵抗にあってきた場合でも、結局は危機を乗り越えて良い状態で生き延びました。社員にテレワークができるような制度を作ってきた会社は、以前は殆どの社員もマネージャーもそれを使っていなかったようなところであっても、現在は成功させています。何かがあった時にすぐに市場機会を掴めるように、柔軟性や適応性のあるカルチャーを養ってきたリーダーに率いられた企業は、トップスピードで走り続けています。リーダーからの指示により、営業チームが単に問い合わせに対応するのではなく、積極的に顧客に定期的に連絡を取るようにしている会社も、同様にうまくやっています。そしてさらに重要と思われるのは、危機に見舞われた時も生き延びるための予備の予算をとっていた企業には、危機を乗り越えるための思い切ったアクションをとるというオプションがあったということです。以前改革に対する抵抗や改革が100%うまく行っていなかったとしても、前もって積極的に成長や改革を推し進めていたリーダーの企業だけが、今回の危機を乗り越えて成功を収めたのです。

この記事を書いている今、日本は今回のパンデミックが始まって以来、最も苦痛を伴う大変な時を経験しています。しかし光は見えてきました。春に向けてワクチンの接種開始が予定されています。状況もだんだん落ち着いてくるでしょう。それだけではなく、私は多くの人々が考えているよりずっと早く、日本にビジネスブームがやってくると見ています。

だからと言って安心してはいけません。このパンデミックを今まで乗り越えてくるのを助けてくれた、行動や改革に対する大胆さを持ち続けて下さい。上記のCEOの場合も、パンデミックが起ころうがその前であろうが、改革を推進することに躊躇する理由などなかったのです。

大胆さが必要となるのは、常に今だということを覚えておいて下さい。危機など必要ではなく、とにかくあなた次第なのです。

大胆さが必要となるのは、常に「今」である。 Click To Tweet

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください