スティーブンのブログ

アベノミクスと成長・変化にまつわる本音と建前

先日の参院選は圧倒的な自民党の勝利に終わり、表面上はアベノミクスが国民にサポートされていることが証明されたように見えました。しかし安倍総理がその政治力を駆使して日本が今、大変必要としている真の変化をもたらしてくれるかどうかについては、まだ疑問があります。これまでに成されたことといえば、過去、日本という経済体を成功させる為に行われたことを再度行っただけ。つまり国内経済を助ける為に、円安を引き起こして輸出や政府の消費を促したに過ぎません。一方で、安倍総理は、経済成長のための根本的な改革に取りかかることには乗り気でないように見受けられます。ここで私が述べているのは、姿勢ややり方を大幅に改造することが必要になってくるような改革です。例えば農業部門の自由化、女性雇用の促進、労働者を過度に保護してしまっている法律の撤廃などです。

日本には本音と建前という言葉がありますね。日本社会では、この本音と建前をうまく使い分けることが、成功するために大切になります。しかし、時折、この建前も、場合によってはばかげていると思わされることがあります。

例を挙げてみましょう。日本では、保育士が足りないために、保育園自体の数も大変不足しています。ついこの間、ある政府関係者は、「職場に留まりたい、或いは復職したいという女性が保育園を利用できるように、どうのような措置がとられているのでしょうか。」という質問に対して、「その為に日本政府はロボット産業をサポートしているのです。」と答えていました。つまりそう遠くない将来、我々は子供達の世話をアンドロイドの乳母に任せることができるようになるだろう、というわけです。

日本の中小企業の事業主やリーダー達の多くはアベノミクスによる利益を得ておらず、政府のやり方にもちろん批判的です。しかしながら、まさにその事業主・リーダー達も自分の会社では、政府と同じような行動をとっていることがしばしばです。アベノミクスと同様、過去にうまくいった安心できるやり方を再利用はしますが、それでは会社をゴールへと導くことはできません。彼らは厄介な質問や利害衝突を避けるため、自分なりの建前を並べます。極端なケースですと、自分の建前を信じ始める人もいます。安倍総理の場合は変化を起こすには政治力を駆使する時間が必要という言い訳があるかもしれませんが、企業の事業主やリーダーの場合は、どのような言い訳があるというのでしょう。

真のリーダーシップと変革は建前ではなく本音なのです。我々は中小企業の事業主・リーダーとして、政府のお手本となるような行動をとろうではありませんか。自分の企業の変化と成長は、自分で責任を持ち、コントロールしましょう。そうして初めて政府を堂々と批判することができるというものです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください